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命日

「明日が命にちなんだ・・・」と、昨年19歳のワンちゃんを亡くされた飼主様がいらっしゃいました。飼い主様はもう80歳以上、正直なところ、また犬を飼うというのは難しい年齢です。お子様などのご家族が一緒に住んでいただければ・・・ということであれば可能なのですが・・・。と言ったら「面倒くさくて一人の方がいいのよ!」というお話でした。
子宮蓄膿症、尿管癌、腎不全、脊椎疾患、肛門周囲腺癌・・・と最後まですごくがんばっていただけました。その時に説明させていただいた説明書きを見直していて「先生に言っていただいた治療をちゃんとしなかったから、死なせてしまったのかしら?」と泣いていらっしゃいました。「ちゃんと治療はこちらの言った通りにすべてしていただけたのですよ!」とお話しすると、ホッとしたのか想い出話がふきだしてきたようです。
やはり1年たっても忘れることなんてできないですよね。
できる限り治療をしても、後悔がないなんてことはあり得なくて「それでもあの時ああしていれば・・・」と考えてしまいます。病気の治療の結果が死だった場合、満足した、十分だ・・・なんていうのは気持ちの中ではあり得ない事なんですよね・・・。
人に会うと「いつまでも泣いていたら、ワンちゃんがかわいそうよ!」と言われると、また泣かれていましたが、どうなのでしょうかね?泣くというのはただ悲しいだけでなく、悲しかった事も含めて嬉しかった事、いてくれて良かった事などいろいろ想い出してあげているという事なのだから、ワンちゃんにとってはすごく幸せなことなのではないのでしょうか・・・?

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